CytoAuto ―ラボスケールサイズの培養液自動交換システム―を発表します
アイカムス・ラボ 培養液自動交換システム「CytoAuto」は
当社のマイクロアクチュエータのテクノロジーを活用することにより、ANSI/SBS規格に適合し、インキュベータ内で使用可能なラボスケールサイズの培養液自動交換システムを実現しました。
*展示会出展
東京ビッグサイトで行われます機械要素技術展2016(6月22日(水)~6月24日(金))にて、「CytoAuto」を展示いたします。ご来場される際には、ぜひアイカムス・ラボブースへお立ち寄りください。
特徴
●高信頼性の培養液交換
・システムのチューブレス化によるコンタミリスクの低減
・低デッドボリューム(ポンプを含め50μL程度)
・システムエラー時に警告をメール送信
・作業ログ機能(培養液の交換時間と速度、細胞株名、培養液など記録)
●作業効率の向上
・培養液の自動交換(休日中も定日定時に交換)によるコスト削減
・ポンプなど機器の追加購入は不要
・シンプルな作業手順(流路プレートを培養皿に載せる→細胞播種→培養開始)
●ANSI/SBS規格に適合したシンプルな装置構成
・カルチャープレートと同じサイズの為、既存のインキュベータや顕微鏡が利用可能
・市販の35mm培養皿を培養容器として使用(現行の培養方法からの切替が容易)
・ライブイメージング、細胞機能評価、長期培養などに使用可能
システム構成と特徴
基本性能(カスタムはご相談ください)
外形寸法[mm] | 長さ 128 × 幅 85 × 高さ 40 |
本体重量[g] | 200 |
適用できる培養皿 | 35mm(最大2枚まで) |
リザーバ/廃液溜め容積[mL] | 4~10 |
電圧[V] | DC 12 / バッテリー駆動可能 |
*製品の仕様は変更する場合があります
リザーバ、廃液溜めに適用可能な容器とその容器へ投入可能な液量
容器 | 社名 | 投入可能液量[mL] | 容量 |
35mm 培養皿 | FALCON,WAKI,CORNING greiner,Nuncl,SUMILON |
5 | 培養液2~3回交換可能 |
6穴プレート用 ドロップイン容器 |
サンプラテック | 10 | 培養液4~6回交換可能 |
適合する培養皿
社名 | Code | 適合性 |
FALCON | 351008 | 推奨 |
IWAKI | 3000-035 | 利用可能 |
CORNING | 430165 | 利用可能 |
greiner | 627160 | 利用可能 |
Nunc | 150318 | 利用可能 |
SUMILON | MS-10350 | 利用可能 |
本製品開発について
本製品は、当社のマイクロアクチュエータの技術と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が公募した「平成27年度追加実証・用途開拓研究支援事業―サンプル支援事業―」ならびに、公益法人いわて産業振興センターが公募した「平成27年度 医療・福祉機器等試作・開発支援事業」を活用して開発いたしました。