アイカムス・ラボは、自社のメカトロ技術・大学の知識・地域のものづくり企業とネットワークを活用することでマイクロメカトロニクスの技術でリードします。
人・動物・植物など地球上の仲間たちに役立つ、未来の価値ある製品と技術を発信します。
アイカムス・ラボは、地域で研究開発からものづくりまで完結する、理想郷(Ihatov)を実現(comes)します。
アイカムス・ラボは、自社のメカトロ技術・大学の知識・地域のものづくり企業とネットワークを活用することでマイクロメカトロニクスの技術でリードします。
人・動物・植物など地球上の仲間たちに役立つ、未来の価値ある製品と技術を発信します。
アイカムス・ラボは、地域で研究開発からものづくりまで完結する、理想郷(Ihatov)を実現(comes)します。
当社はマイクロ・メカトロ技術を活用した、 新たな開発に挑戦し続けることで、 「よりよく生きる」をサポートします。
これまで日本の製造業は地域の中小企業が支えて参りました。しかし、グローバルな時代となった今、その役割は低賃金で豊富な労働力をもつ海外にシフトしています。これからの地域の製造業は大手企業の下請けではなく、自分たちの手で高付加価値の事業を生み出していくことが必須の時代になってきております。
一方、これからの日本や世界は、少子高齢化社会、長寿命化社会、医師・看護師不足、医療や健康に関する課題等が山積みになっています。これに対して当社は、独自の小型・精密のアクチュエータの技術をコアにして、新たな価値ある医療機器やライフサイエンス機器を提案することで、高品質の医療と健康を安価に提供することを目指します。
地域が自立するためには、独自の技術や製品をもつ自立した企業が必要であり、そのためにはひとりひとりの自立が必須であります。アイカムス・ラボは、会社から巣立って独立できるための技術、人脈、人間力をもつ人材を生み出していきます。そして、そのベンチャー企業同士が連携することで地域産業を活性化させる、ライフサイエンスクラスターによる地域イノベーションの実現を目指します。
株式会社アイカムス・ラボ
代表取締役社長 小川 裕二
代表取締役会長 | 片野 圭二 |
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代表取締役社長 | 小川 裕二 |
専務取締役 | 阿部 雄司 |
取締役 | 高橋 宏利 上山 忠孝 小川 淳(社外取締役) |
監査役 | 岩渕 明(元 岩手大学学長) |
顧問 | 清水 友治(岩手大学理工学部准教授) 小寺 秀俊(京都大学名誉教授) |
TOLICとは、2015年に設立したライフサイエンスの事業化連携体のことです。アイカムス・ラボをはじめとする、民間企業19社に加え、学・官・金・報の21連携機関を含めた、計40機関の会員で構成されています。東北地域の先端工学技術と医学的インテリジェンスを融合させることで、ユニークなライフサイエンス機器の迅速な創出を可能にし得る、萌芽事業集積拠点の形成を目指します。
アイカムス・ラボの歴史は、今から約20年前の2002年1月、アルプス電気(現・アルプスアルパイン)の盛岡工場閉鎖が決定したときに遡ります。現社長・片野圭二は、盛岡工場のプリンター部門の技術者でした。当時片野は、岩手大学と新しい商品のプロジェクトを進めており、工場閉鎖により流れてしまうであろうこの企画を、会社を辞めてでも何とか実現させられないかと考え始めました。
2002年5月、片野は岩手大学地域共同研究センターのデスクを借り、仲間と共に助成金獲得のための提案書を書き上げていました。この内容こそがアルプス電気時代に取り組んでいた「小型IT機器用減速機の開発」です。片野はこの減速機が、携帯電話に接続できる小型プリンターの商品化に繋がると考えていました。無事コンペを勝ち抜き、2年間で4,250万円の開発資金の獲得に成功しました。
2003年5月28日、仲間2名と共に八幡平市のプレハブの一角で、アイカムス・ラボを立ち上げました。資本金は1,600万円。その中の一部は、アルプス電気時代から共に研究開発を行ってきた岩手大学の教授にも出資していただきました。アイカムス・ラボの「産学官連携により、学術研究が持つ潜在的な可能性を商品開発に応用する」というスタンスは、創業当初から変わらず受け継がれています。
自社製品で勝負することを目標としていた片野にとって、満を持して商品化した携帯用プリンター「primpact」。商品化に向け30社以上にプレゼンしましたが、興味を示してはもらえるものの、契約にいたる企業はありませんでした。一言で言うと、失敗に終わったのです。運転資金も底をつき、苦しい時代でしたが、この商品に組み込まれた小型不思議遊星歯車の技術が起死回生の切り札となりました。
2006年、技術力が認められ、大手測量機メーカーから「primpact」に組み込まれた小型不思議遊星歯車を使ったアクチュエーターの量産を受注しました。そして翌年には、一眼レフカメラのオートフォーカス機構を開発し、レンズのアクチュエーターの量産も開始しました。これらのことがきっかけで、社内にアクチュエーター量産のための製造基盤が確立され、経営も安定するようになりました。
とある展示会にブースを出していた際、大手の医療機器分析装置のメーカーから、不思議遊星歯車の技術を自社の分析装置に組み込めないかという打診がありました。例えば、血液検査で採取した血液と試薬を混ぜて分析を行う際に、滴下する量を正確にコントロールしたいという趣旨でした。結果的に同社からは試作品の開発を受注し、2008年新型マイクロピペットを完成。高い評価をいただきました。
片野は医療業界に可能性を感じ、業界についての知識を深めていきました。そこで、ピペットを使った滴下作業の95%が手動で行われていると知り、「電動ピペットを作ろう」と決心しました。そして2013年、アイカムス・ラボの主力商品である電動ピペット「pipetty」が誕生したのです。それ以降、「マイクロアクチュエーター×流体制御」という分野で、商品・技術開発を続けています。
https://career.forbesjapan.com/story/58
小説家 長年映画会社でさまざまな職種に携わる。『エアー2.0』で大藪春彦賞候補。『真行寺弘道シリーズ』で新しい警察小説の可能性を切り拓いたと注目を浴びる。最新刊は『ワルキューレ 巡査長 真行寺弘道』。『カメラを止めるな!』の脚本指導も手がけた。